歌音協の人々へ




とは?
歌舞伎専門の演奏者によって歌舞伎の舞台で演奏される義太夫節です。歌舞伎の演目中かなりの数を占める義太夫狂言(丸本物)では、舞台の設定・登場人物の紹介・その心理などを語り手の「太夫」が「三味線」の伴奏とともに語ります。また「メリヤス」や「カラ二」と呼ばれる三味線の環境音楽は俳優の心理と一体となって演奏されます。

もともと人形のために作られた「浄瑠璃」は、そのままでは俳優の動きに合いませんので、歌舞伎に移入する際に編曲・加除修整がなされました。そのために人形芝居「文楽」とは別の専門職が生まれました。歌舞伎の世界ではそのグループを「竹本連中(たけもとれんちゅう)」と称します。以前は「チョボ」という呼称もありましたが、現在は使われておりません。他流のグループと異なるのは、家元制度がないということ。実力次第で上に行ける魅力があります。その分先輩後輩の礼儀はきちんとしています。ただいまは全員松竹株式会社と出演契約を結んでいます。

義太夫狂言は歌舞伎の重要な柱であり、これを支える竹本の存在も重視され、「歌舞伎音楽竹本」として重要無形文化財に指定されております。現在、協会員35名(太夫=19名/三味線方=16名)中、各個認定1名。23名が重要無形文化財総合指定の「伝統歌舞伎保存会」会員に認定されております。

とは?
歌舞伎専門の義太夫演奏者によって構成される任意団体です。
▼設立の目的=会員相互の親睦・福祉の増進・後進の指導。
▼会員=歌舞伎義太夫専門技芸士で組織。2024年3月現在、太夫19名・三味線16名。
▼おもな活動=歌音協の事業への参加・国立劇場歌舞伎音楽養成事業への参加・その他。




少しずつ掲載してまいります予定です。
太夫 2024/03/01 更新
三味線 2024/03/01 更新
こちら 翌月の予定は
中旬くらいに掲載予定

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